外壁塗装のよくあるトラブル

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把握しておきたいトラブル事例

把握しておきたいトラブル事例

外壁塗装でありがちなトラブルは、その原因と注意点を知っておくことでほとんどの場合は回避が可能です。見積もりや打ち合わせの際は、こちらでご紹介する注意点を意識して、不明点を明らかにしていきましょう。

トラブル1
塗装が始まってから高額な追加請求を受ける

追加請求のすべてが問題とは言えませんが、悪質な追加請求を行う業者がいることも事実です。悪質な業者の場合、まず簡易的な事前診断を行い、安い見積もりを提出します。そして契約が取れたら、着工後に補修工事を提案し、断るに断れない状況で追加請求を行うのです。

回避するには、事前の現地調査には必ずお客様ご自身も立ち会い、「明確な見積もりと詳細な塗装プラン」を塗装業者に要求しましょう。些細なことでも、不安や疑問は遠慮せずに調査員に質問してください。調査員の経験値やマナーなどを垣間見ることができるので、信頼できる業者かの判断材料になります。また、見積もり書を見る場合、「一式」と使われている場合は、平米数や塗装箇所が明記されているかをしっかり確認しましょう。

トラブル2
手抜き工事をされる

外壁塗装は塗料や仕上がりの品質を判断するのが一般の方には難しく、それにつけ込んで手を抜く塗装業者が存在します。手抜き工事がきっかけで雨漏りや躯体の腐敗に発展する危険性があるため、要注意です。下地の補修を省略したり、高圧洗浄の乾燥期間を短くしたり、しっかり剥がすべき古い目地剤を剥がさず上塗りしたりと、手抜きの手口はさまざまにあります。

手抜き工事自体を見破るのは難しいため、「怪しい業者を選ばない」「手抜き工事されないように予防する」という意識を持ちましょう。次のようなポイントを押さえておくと効果的です。

  • 塗装業者の塗装実績や口コミをネットでチェックする
  • 提案された塗料の型番を調べて品質をチェックする
  • 中塗りを省略されないよう、中塗りと上塗りの色を変えてもらう
  • 塗装工事が始まったら、できるかぎり立ち会う
トラブル3
仕上がりの色が想像と違う

「思っていた色と違う」というのも、ありがちなトラブルです。一般に、塗料の色はサンプルを見ながら決めていきます。実物の色を見ながら決めるので、「実際の仕上がりも同じ色になるはず」と思うのが普通ですが、実はサンプルで色を確認する際には注意しなければいけないことがあります。それは、「同じ色でも大きさによって見え方が変わる」ということです。

色には「面積効果」というものがあり、

  • 明るめの色はサンプルより壁の方が明るく見える
  • 暗めの色はサンプルよりも壁の方が暗く見える

という傾向にあります。

つまり、薄いブルーを選んだつもりでも、実際の壁は真っ青に感じてしまうケースがあるということです。こういった部分は、営業マンがしっかり説明する必要があります。説明不足な営業マンに当たると、このようなトラブルを招いてしまうかもしれません。

トラブル4
ご近所から苦情が来てしまった

外壁塗装では、ご近所への配慮が欠かせません。「うるさい」「くさい」「汚い」といった苦情をいただいてしまうことがあるので、塗装業者はしっかりとご近所にご挨拶し、工事内容を事前に説明しておく必要があります。挨拶まできっちり担当してくれる業者を選ぶようにしましょう。

トラブル5
塗り替えると思っていた箇所が塗られていない

外壁塗装では、塗れるところはすべて見積もりに含まれているのが一般的です。しかし、外壁のみを対象に見積もりを行い、その他は工事の対象としない業者も一部には存在しています。見積もり書をよく確認したうえで、どこを塗装するのかはっきりしない場合にはきちんと質問し、書面にも残してもらうといいでしょう。

トラブル6
高圧洗浄で水が室内に入ってしまった

外壁塗装を行う前には、高圧洗浄で壁の汚れを落とします。これは塗装を長持ちさせるために必要な工程ですが、勢いよく水を当てて洗浄するので、開いている窓や換気扇などから水が入ってしまうことがあります。作業の日は窓をしっかりと締め、換気扇も作業中は回さないようにしましょう。